- カルダノ・ADAコインって何なの?
- カルダノの特徴は?
- 今後の展開を知りたい
本記事はこのような疑問を持っている方に、カルダノの特徴と今後の展開をわかりやすくお伝えします。
「怪しいコインじゃないの?」と思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
本記事をご覧になればカルダノ・ADAの目的や創設者の想いを知ることができますよ。
本記事は決してADAコインを推奨するものではありません。ADAコインの特徴を解説した記事です。投資については自己責任でお願いします。
カルダノ(Cardano)とは?
カルダノ(Cardano)とはブッロクチェーンネットワークの名前であり、スマートコントラクト(自動実行機能)を兼ね備えたプラットフォームです。
このカルダノブロックチェーンで使われるコインがADA(エイダ)といいます。
「カルダノ」はコインの名前じゃないんですね。
前提がわかったところで「カルダノはなぜできたのか」を深掘りしていきますよ。
創設者:チャールズ・ホスキンソン氏について


カルダノの創業者であるチャールズ・ホスキンソン氏は1987年11月5日生まれ、ハワイ出身の数学者です。
幼少の頃は柔道をやっていて、近所には日本人がたくさんいたそうです。
15歳で飛び級して高校を卒業。
その後、数学を勉強し、コンピューターサイエンスの世界に身を置きます。
2011年にビットコイン白書を読み漁り、魅力を感じてビットコインを購入。
マイニングも同時に行います。
2013年にはBITCOIN EDUCATION PROJECTというクラスで暗号資産を教え、その後ヴィタリック・ブテリン氏らとイーサリアムを共同創業。
方針の相違からイーサリアムを6ヶ月で辞め、カルダノを創設しました。
日本(大阪)でカルダノを創業
実はカルダノは日本の大阪で誕生しました!
ホスキンソン氏は数年前まで大阪に住んでいたのですね。
朝4時まで仕事をしてラーメンを食べていたとか。
日本に住んでいた理由は「共同創業者が大阪に住んでいたから」だそうです。
その関係で未だに東京工業大学に研究室を持っています。
またカルダノが成功した理由は「忍耐強さ」だとホスキンソン氏は言っています。
ホスキンソン氏は日本人の忍耐強さを学び、成功までに6年かかる覚悟で事業を始めたそうです。



カルダノは日本の文化が反映されたプラットフォームということですね。
イーサリアム創設者の一人
イーサリアムは8人で共同創業されました。
ホスキンソン氏はその中の1人です。
イーサリアムは8人中7人の創業者が辞め、ヴィタリック・ブテリン氏1人のプロジェクトとなりました。
その後カルダノはイーサリアムが行った「プログラミング言語をブロックチェーンに導入する」スマートコントラクトを取り入れます。
加えてカルダノは拡張性・互換性・持続性を持たせるために、イーサリアムとは対照的にじっくりと時間をかけて開発。
結果的にイーサリアムより先にPoS(プルーフオブステーク)という新しいマイニング方式を導入しました。
カルダノの目的
カルダノの目的は「インフラを作ること」です。
新幹線や飛行機に導入されている強固なソフトウェアと同じ手法で作られており、インフラに適したシステム開発を行っています。
アフリカに金融インフラを普及
カルダノがもっとも力を入れている事業が「アフリカのインフラ」です。
アフリカは銀行口座を持たない人が多く、お金の流動性が低いことが問題視されています。
カルダノはそこにブロックチェーンを導入し、アフリカと世界を繋げることを目標としているそうです。
年収1億円の人をお金持ちにするのではなく、1日100円で暮らしている人たちに豊かな暮らしを提供しようとしているのです。
国民IDシステムの導入
カルダノはエチオピアの教育省と提携し、デジタルIDを500万人の学生に付与しました。
その理由はブロックチェーン上で学校の成績をデジタル形式で確認できるようにするためです。
またIDの付与は「学校の成績をリモートで監視して全国の教育と雇用を促進する」目的も持っています。
就職活動を行う際に第三者機関を介さずに就職希望者の成績を確認できるようになり、「入学・就職時の不正行為削減」などにつながると期待されています。
将来的にはエチオピアの全国民にIDが付与される予定だそうです。
付与されたIDはカルダノ上で使用できるため、今後日本やアメリカで金融サービスが作られればエチオピアの人も使えるようになります。
このようにアフリカと世界をつなぐインフラを構築しているのがカルダノですね。
詳細についてはホスキンソン氏のインタビュー動画をご覧ください。
カルダノ・ADAコインの特徴
繰り返しになりますが、カルダノの特徴はイーサリアムと同様にスマートコントラクト(自動契約機能)が実装されていることです。
DeFiやNFTも実装されており、今後ゲームのリリースも期待されています。
さらにカルダノの特徴は下記の2つです。
- ステーキングで報酬がもらえる
- ステーキングプールが作れる
ステーキングで報酬がもらえる
カルダノはADAコインをステーキング(預ける)ことで報酬がもらえる仕組みになっています。
ステーキングのやり方はカルダノ専用ウォレットにADAコインを保有して、ステーキングプールに委任するだけです。
年率で5%ほどのADAを報酬として受け取れます。
ステーキングプールが作れる
自らステーキングプールを作れるのもカルダノの特徴です!
高度な技術がいりますが、一般の人でもカルダノのステーキングプールを作って手数料をもらうことができます。
管理者はある条件をクリア(ブロックを生成に成功)すると最低340ADAを報酬として受け取れますよ。
カルダノ(Cardano)のウォレット
カルダノには専用のウォレットが2つあります。
- ダイタロス
- ヨロイ
それぞれの特徴は以下の通りです。
ダイダロス | ヨロイ | |
---|---|---|
開発元 | IOHK | EMURGO |
ブロックチェーン | ダウンロードする | ダウンロードしない |
対応機器 | PCのみ | PC・スマホ |
動作 | 重い | 軽い |
安全性 | ◎ | 〇 |



ちなみに「ウォレット」とは「WEBの財布」みたいなものです。
ダイタロス


ダイタロスウォレットの開発元であるIOHKは主にカルダノブロックチェーン関連の開発を担当しています。
直接データをダウンロードするため、動作が重く、PCのみの対応となります。
その分、安全性が高いことろが特徴です。
ヨロイ


ヨロイウォレットの開発元であるEMURGO(エマーゴ:CEO児玉健)は日本で創業され、主にカルダノのビジネス面を担当しています。
メタマスク同様、ブラウザの拡張機能として使えるため、動作が軽く使いやすいところが特徴です。
またヨロイはスマホにも対応しているため利便性が高いと言えます。
ダイタロスに比べれば安全性は劣りますが、決して安全性が低い訳ではありませんよ。
図に表すと以下の通りです。


ADA(エイダ)コインが購入できる取引所
2022年1月現在、ADAを購入できる日本の取引所は以下の2つです。
- BITPOINT
- GMOコイン
BITPOINT


- ほとんどのコインが取引手数料無料
- 頻繁にキャンペーンを行っている
- 使いやすい・見やすい
ビットポイントは日本で唯一ADAを板取引できる取引所です。(2022年2月10日から)
そのため手数料がほとんどかからずADAを購入できます。
運営会社は東証二部上場の株式会社リミックスポイントで、ビットポイントはその子会社です。
さらに元金融庁長官にが特別顧問として就任しており、セキュリティ管理は万全ですよ。
また画面がシンプルで使いやすく、直感で操作が可能になっています。
GMOコイン


- 入送金手数料が無料
- 暗号資産FXの取引が可能
- 大企業が運営している
2022年1月にGMOコインにADAが上場しました。
東証一部上場のGMOインターネット株式会社の子会社であり、これまで株・FXなどを手がけているGMOが運営しているため、安全性は抜群です。
ただしGMOコインは2022年1月時点で販売所でしかADAを購入できません。
カルダノ(Cardano)のサービス
カルダノはイーサリアム同様、DApps(アプリ開発)機能が備わっています。
2021年の終盤ごろから徐々にサービスを発表していますが、今回はその中でも注目の3つをご紹介します。
- DeFi(Sundae Swap)
- NFT(Fiborite)
- メタバース(PAVIA)
DeFi(Sundae Swap)


Sundae Swapは2022年1月21日に公開されたカルダノのDEX(分散型取引所)です。
ユーザーは公式サイトでウォレットを接続すればカルダノブロックチェーンを基盤とした様々なトークンを自由に売買できます。
また流動性を提供することで「SUNDAEトークン」の獲得が可能です。
NFT(Fiborite)


Fiboriteはカルダノを基盤としたNFTマーケットプレイスです。
公式商業化部門である「EMURGO(エマーゴ)」が携わっていることから注目が集まっています。
カルダノはスケーラビリティ問題(手数料の高騰)が起きていないため、ガス代(手数料)が安く、NFTが流通しやすいマーケットプレイスになるでしょう。
他にもカルダノ初のNFTマーケットプレイス「CNFT」もあります。
CNFTはCardanoステーキングプールであるCardanoBuzzによって作成されたNFTマーケットプレイスです。
メタバース(PAVIA)


PAVIA(パヴィア)はカルダノ初のメタバース(仮想空間)です。
すでにメタバース内の土地の販売が始まっていますが、数日で完売しました。
まだ開発段階ですが、遊びながら稼げるゲームとして発展していく予定です。
まとめ
カルダノは日本発祥のブロックチェーンプラットフォームです。
アフリカを中心とした銀行を持たない人たちに、お金の流通やビジネスを提供しようとしています。
また学生にIDを付与し、成績表などをブロックチェーンで管理することでデジタル証明を普及させる予定です。
カルダノはブロックチェーンやADAコインを使って世界のインフラ事業に参入しようとしています。



カルダノ・ADAコインについてわかっタカ?